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ばんぶろ。 --やや本格的楽曲考察ブログ

「ばんひか」「ウラひか」「ごっちゃBOX!!」共通のブログです。 どこかのバンドみたいに、ゆっくりしっかり書き上げることを目指しています。

『orbital period』&『手売りでCCレモン』カウントダウン設置!







こんなものを作ってみました。
上はBUMP OF CHICKENの『orbital period』の発売日の朝、
2007年12月19日午前7時までのカウントダウン。
下はウラニーノのワンマン『手売りでCCレモン』の開演、
2007年12月22日午後6時までのカウントダウンです。
ただ、挙動が若干(というか、かなり(笑))妙なので、
そこのところは、わたくしも素人ですので、何卒ご容赦頂きたい。
どちらも、応援しています!



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テーマ:BUMP OF CHICKEN - ジャンル:音楽

  1. 2007/11/23(金) 00:23:01|
  2. 更新履歴
  3. | トラックバック:0

テレビCMで『orbital period』先行試聴!?発売まであと27日、アルバム続報

■BUMP OF CHICKEN『orbital period
にわかにネット上でも盛り上がりを見せ始めているようだ。
TOY'S FACTORYの公式サイトでは現在トップに映像が流れているほか、
携帯動画配信のカウントダウン企画も始まっている。

その中でも、見逃せないのはやはり「orbital period」テレビCMの放映だろう。
発売までまだ1ヵ月弱あるが、既にバンバンCMが流れているようだ
(ゴールデン・タイムの番組で実際に目にした時は驚いた)。
さすがに3年ぶりの新作となると、トイズ社内でも気合が入っている・・・のか?
映像は、銀河系の写真とそこを飛ぶ「鳥の星」をあしらったもの。
画面左下には年、日数、そして時間(それぞれ上限が28、365、10?)が表示されている。

使用されている音楽は、未発表音源のインストと、「メーデー」のイントロだ。
このCMのツクリ自体は、今から2年前の発売された、藤原基央ソロ名義による
『テイルズオブジアビス』のサウンドトラック集、「SONG FOR TALES OF THE ABYSS」の
当時のテレビCMと似ている
。このCMで使われていた音源は、「カルマ」と、
曲順で言う「カルマ」の前の曲、「promice ~live~」であった。
こう考えると、『orbital period』のCMで使われている曲もまた、
まだ私たちが聴いていないアルバム曲の一部である可能性が極めて高い
「メーデー」にノンストップで繋がる(これはCMの編集段階で繋ぎあわされていると思われるが)ことから、
この曲は『orbital period』の2曲目である「鳥の星」の一部と推測できる(これに関しては別かもしれないが)。
どちらにしろ、このCMは事実上『orbital period』の先行試聴のようなものと考えることが出来るだろう
尺で言うならば12秒程度の音源だが、思わずアルバムを期待せずには居られない出来だ。
どうやら発売までのカウントダウンに力を入れたプロモーションが行なわれるようなので、
これからさらに発売日まで盛り上がっていくことは間違いない。楽しみだ。



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  1. 2007/11/22(木) 21:42:29|
  2. ばんひか関連
  3. | トラックバック:0

【曲目詳細!】BUMP OF CHICKENニューアルバム『orbital period』速報2!!

BUMP OF CHICKEN 5th Album
orbital period
2007年12月19日 発売予定/3059円(税込み)

【最速分析!】BUMP OF CHICKENニューアルバム『orbital period』速報!!
□【曲目詳細!】BUMP OF CHICKENニューアルバム『orbital period』速報2!!

バンプ・オブ・チキン、
3年4ヶ月ぶり待望のニューアルバム、
orbital period
12月19日に発売されることが決定した。


前記事に引き続き、こちらでは
BUMP OF CHICKENのニューアルバム『orbital period』
収録曲ジャケットについて、出来る限り掘り下げてみる。
憶測の多い記事になっているので、そこは割り切って読んでいただけたらと思う。

1.voyager
2.星の鳥
3.メーデー
まずは一曲目の「voyager」(ボイジャー、航行者の意)で幕を開け、
インストの「星の鳥」に繋ぎ、そのままアップテンポの「メーデー」に雪崩れ込む。
「voyager」はアメリカの無人宇宙探査機の名としても有名なだけに、
アルバムタイトルから「宇宙」の連想で名づけられたものかもしれない。

4.才悩人応援歌
5.プラネタリウム
6.supernova
supernovaがアルバム序盤!しかもプラネタリウムの後!
びっくりの曲順の手前には、新曲「才悩人応援歌」が収録される。
「才能」と「才悩(才に悩む?)」をひっかけた名称だろうが、果たして内容は?

7.ハンマーソングと痛みの塔
8.時空かくれんぼ
未発表曲が続く。「ハンマーソング・・・」などなど、
一目で「藤原だ!」と分かってしまうネーミングセンスが絶妙だ。
ちなみに「ハンマーソング」という名称については、
関連はないだろうが、レミオロメンやくるりなどが所属するSPEEDSTAR RECORDSという音楽事務所の
15周年記念コンピレーションアルバムの名前が「ハンマーソングス」で、
解説によると「ハンマー」とは英語で「攻撃に攻撃を重ねる」という意味合いがありますとある。
楽しみな楽曲だ。
ただ、・・・問題は次である(笑)

9.かさぶたぶたぶ
かさぶたぶたぶ・・・・。
か、隠しトラックを間違えてここに書いちゃったとか無いですよね
愚直な連想をするならば「かさぶた」→「傷つく」ことから
「ダイヤモンド」のようなイメージにも繋がるけれど、
まぁ、おそらくはこんな初歩的な解釈を物ともしない蓋を開けたらびっくりの曲だろうと思うが。

10.花の名
11.ひとりごと
12.飴玉の唄
大作「花の名」をはさみ、インスト前最後の流れに新曲「ひとりごと」と「飴玉の唄」。
「~の唄」という名が付く曲がここで入ってきた。
物語性の強い楽曲だろうか?
また、今年4月に鹿野淳がMUSICAのレコ現場潜入インタビューで、
「藤原自身を素直に書いている」とコメントしていた曲もどこかに入っているはずだが、
この「ひとりごと」もその一つ、かもしれない。

13.星の鳥 reprise
14.カルマ
インストのrepriseの後、カルマ。
「reprise」という英単語自体に深い意味はなく、例えばザ・ビートルズの
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』や、
サザンオールスターズの『キラーストリート』のように、
「ほぼ同じ旋律を再び繰り返す」形でのインスト、という意味あいで使われているのだろう。
「鳥」となると思い出されるのは、もちろん「バンプ」自身だが・・・。
現在発表されている中でもかなり浮いた存在の「カルマ」を、溶け込ませるために必要な曲なのかもしれない。

15.arrows
16.涙のふるさと
このアルバムのラス前を飾るのは、「花の名」でもなく「supernova」でもなく、
大傑作「涙のふるさと」なのだ!これは嬉しいサプライズ!
アルバムのクライマックスには、これまでのテーマを総括する内容が含まれることが多いだろう。
となると、今作のテーマは・・・。

17.flyby
ラスト・ナンバーは、フライ・バイ(宇宙船の、天体への接近通過)。
1曲目のvoyagerに似たネーミングだが、アルバムを纏めるために作曲されたものなのだろうか?

こうして見て、まず分かることは、
今作もやはりアルバム1枚でひとつの曲であるということがかなり意識された、
コンセプチュアルとまでは行かなくとも、少なくとも全体意識が強い構成だということである。
象徴的なインストを配したり、ラストナンバーが宇宙に関するものであったり。
「voyager」や「flyby」もアルバムを纏めるために作曲されたのだとしたら、
このアルバム1枚を構築するために3~4曲も足していることになる。
・・・とにかく気合が入っていることは間違いない。
3年4ヶ月。本当に長かったが・・・、
やはり・・・まだ・・・現実味が無いな・・・。
本当に、本当に出るのか?今度こそ出るのか?信じていいのか!?
・・・続報が入り次第、記事にしていく予定だ。
発売まであとちょうど1ヵ月。期待して待とう!

→■【最速分析!】BUMP OF CHICKENニューアルバム『orbital period』速報!!



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  1. 2007/11/19(月) 22:29:34|
  2. ばんひか関連
  3. | トラックバック:2

【最速分析!】BUMP OF CHICKENニューアルバム『orbital period』速報!!

BUMP OF CHICKEN 5th Album
orbital period
2007年12月19日 発売予定/3059円(税込み)

□【最速分析!】BUMP OF CHICKENニューアルバム『orbital period』速報!!
【曲目詳細!】BUMP OF CHICKENニューアルバム『orbital period』速報2!!

バンプ・オブ・チキン、
3年4ヶ月ぶり待望のニューアルバム、
orbital period
12月19日に発売されることが決定した。


驚きである。前々から少しづつ今回の情報が漏れ始めていたこともあり
「リリースされる」ということ自体はもう冷静に受け止めることが出来るが、
まさか、まさかの全17曲入りというフルボリューム
インストを除くと純新作は全部で15曲。前作『ユグドラシル』を大幅に上回る収録曲数だ。
個人的に「シングル6曲」+「アルバム6曲」ほどのものを想定していたということもあるのだが、
さらにはミステリアスなジャケット・デザイン、想像を掻き立てられるタイトル群・・・。
なんだか、もう、バンプのアルバムが出るというだけでも奇跡みたいなのに
予想をこれほど大幅に超えてくると、もう、言葉も出ないというか・・・。

先ずは、『orbital period』の全収録曲をここに列挙する。

1.voyager
2.星の鳥
3.メーデー
4.才悩人応援歌
5.プラネタリウム
6.supernova
7.ハンマーソングと痛みの塔
8.時空かくれんぼ
9.かさぶたぶたぶ
10.花の名
11.ひとりごと
12.飴玉の唄
13.星の鳥 reprise
14.カルマ
15.arrows
16.涙のふるさと
17.flyby

斜線はインストゥルメンタル(唄無し)下線はシングル曲

タイトルの『orbital period』とは公転周期を意味する英熟語だ。
さくっと言えばある星が別の星の周りを一周する期間のこと。
なので太陽の周りを回る地球の「公転周期」もあれば木星の「公転周期」も存在することになるが、
ここで思い出していただきたいのがシングル『メーデー』のカップリング、
「ガラスのブルース28 years round」である。
ドラムの升が散々「深い意味がある」と強調していたこれに(まさかアルバムタイトルとは・・・不覚!)
『28』という数字が使われている。
の公転周期も28日だ(正確には27.4日程度とのことだが)。
地球と月の関係は不思議で、潮の満ち引きや女性の生理も28日周期で巡ってくるという。
また他に目を向ければ、1年間を13ヶ月28日に分割するという学説が実在するほか、
28年はカレンダーの曜日が1周する周期でもある
メンバーが生まれた1979年のカレンダーと今年のカレンダーを見れば一目瞭然。
とにかく「28」という数字は天体や学問において、様々な意味を成している数字のようだ。
もちろんメンバーの現年齢(一人除く)「28歳」からの連想だろう。
2007年は、宇宙好きな藤原にはもちろん、他のメンバーにとっても千載一遇なアニバーサリー・イヤーだったのだ!

長くなってしまったのでここで一度切るが、次は曲名とその構成について分析する。

→■【曲目詳細!】BUMP OF CHICKENニューアルバム『orbital period』速報2!!



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  1. 2007/11/19(月) 19:34:22|
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  3. | トラックバック:0

BUMP&ウラニーノ/最新情報と私的コメント(『ALWAYS...』『orbital period』『着うた』)

ちょっと間が空いてしまいました。特にここ一週間ずーっと忙しく、
今日は久々にぐっすりと昼まで寝ていたら、・・・午前10時を過ぎてしまいました
チケットぴあ等でアリーナツアーが告知されているとの未確認情報もあるので、
そ、そちらに願いを託します・・・。

■BUMP OF CHICKEN『花の名』/『メーデー
映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を観て来た。
詳しくは『花の名』のセカンド・インプレッションに譲りたいが、
「花の名」という楽曲があまりにも見事に映画の根幹にある
要素を抽出していた楽曲だったのだ
な!と唸らされた。
様々な、「会いたい人」と「待っている人」の物語を描いた映画であった。
機会があれば、ぜひ映画館へ足を運んでみて欲しい。

余談(←重要)だが、
BUMP OF CHICKENのニューアルバム『orbital period』
2007年12月19日に発売することが
既に一部通販サイトなどで告知されている。
いつもののデマ情報としてはあまりにも規模が大きすぎるため、
もうほぼ確定情報とみて良いだろう。
詳しくは公式発表後に解析する。
が、
各ファンサイト等では現在、このような書き込みがBBS等にあり次第
誹謗、罵倒、削除という流れになっている点については、
気持ちも分かるしファンの良心から来るものだとはいえ、
険悪になるほどそこまでピリピリしなくても・・・と感じていたりする。
もーちょっと「はい、そのような話もありますね。」と穏便に対応出来ないものだろうか・・・。
(『公式発表前の記事は書込み禁止』というBBSもあるけれど)


■ウラニーノ『友達の彼女
CCレモン・ワンマンまで残り1ヵ月を切ろうとしている。
各地でのライヴも活発化。いよいよ年の瀬の大イベントが現実味を帯びてきた。
今作はプロモーションクリップが3本も作られるという異例の体制が進んでいるが、
いつかDVD等でパッケージ化される日が来る、のかな?
また、大手着うたサイトなどで『友達の彼女』収録曲の一部の配信が開始された
勝手な意見だけれど・・・携帯プレーヤーでヘビロテしている私にとって着うたとかはどうでも良いので(笑)
個人的にはぜひカラオケに!一曲でも良いのでカラオケに入れて欲しい!
「歌詞を順々に唄い繋いでいく」という意味でも、
草の根的に曲の良さを売り込める最高のプロモーションになると思うのだが、
リスモショップにすら進出したのだから!次はぜひカラオケに!って、
少々無理のあるお願いだろうか・・・。


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  1. 2007/11/18(日) 11:45:26|
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  3. | トラックバック:1

全曲プレビュー!『メーデー』セカンド・インプレッション(1)

BUMP OF CHICKEN 14th Single
メーデー
(c/w 「ガラスのブルース(28 years round)」)
2007年10月24日 発売/1050円(税込)

かつて星になった、友へ。
メンバーの"今"を鮮やかに焼き付けた名盤


※注意!賛否両方を含めた忌憚の無い内容なので、
「発売早々、否定的意見は読みたくない!」という方は
閲覧にご注意願いたい。勝手な話ですが、よろしくお願いします。



1.メーデー
誤解されそうな表現だが、あえて書こう!予想以上の出来
これほどの曲をシングルで切っちゃうなんて、「アルバム大丈夫か」と余計な心配すらしてしまう(笑)
疾走する(水滴を飛び散らせながら突き進むトビウオのようだ)澄み切ったメロディ、
そして目まぐるしく展開する"君"の救出劇の素晴らしさ!
歌詞は、人間の心の闇をかっ開くことを、瑞々しい潜水の比喩で鮮やかに表現している
"物語的な"歌詞は今作でも健在で、メーデーを受信する→飛び込む→君と出会う→浮上する
という一連のシナリオを、文章上では最小限で、かつ演出上では最大限に曲に盛り込んでいる。
藤原の得意技の一つである(と私が勝手に考えている)"照明の演出"も冴え渡り、
水中奥深くの深淵と、眩しく輝く『水溜りの外』(=『心の外』)との圧倒的でダイナミックな対比も素晴らしい。

これまでBUMPには、"分離したもうひとりの(葬った)自分と出会う"という曲が数多く存在したが、
その自分とは別の人間が救出のために心の闇に飛び込む、という内容は前例が無い
「お前はお前自身が抱きしめてやれ、助け出してやれ」と唄って来た彼らが、初めて、
「俺たちが助け出してやる!」という姿勢に打って出ている内容は新鮮であるし、
同時に、これまでまでに無くアグレッシブルであるバンドの姿勢には身震いすら憶える。
とにかくも、現在のBUMPの創作環境が極めて豊潤であると感じざる終えない傑作だ!
ただ、救難信号の「メーデー」は、海よりは空で使われている印象があったのだけれど、どうなのだろうか?


2.ガラスのブルース (28 years round)
2005年8月10日に開催された、プラネタリウム・ライヴとほぼ同じアレンジ。
そのまますぎて逆にさほど驚きが無かったのが、物足りないと言えば物足りないが・・・。
アレンジの素晴らしさは言うまでも無いけれど。

今回の新録で特に前面に押し出されていたのが
"これは4人のアンサンブルである"、という主張であった。
特に2番の、アコギ2本、ベース、そしてドラムそれぞれがはっきりと区別出来る
シンプルな、まさにカルテットの4人が眼に浮かんでくるような素朴な演奏が、
飾らない、むき出しのBUMP OF CHICKENを表わしているようで感動的だ。
途中に挟まれる、藤原と3人の呼応し合うようなコーラスも胸に迫るものがある。
隠しトラック以外でこれほどまでハッキリとした3人の声が聴けるとは!
また今作は、曲中で息絶えた"猫"への霊歌、ゴスペルとしての意味合いも色濃い。
アウトロに収録された、まるで教会の合唱のような美しいコーラスが印象的だ。
後述するが、迎え火のような印象的なジャケットからもそれが受け取れるだろう。

(ドラムの)升が取材で、タイトルにある「28 years round」の別の意味について意味深な発言をしてから
月齢28日説、アルバム28曲説、公転周期が何たら説、などなどが飛び交っているが、
今のところ一番有力そうなのは、ツアー「ホームシック衛星」に、現在発表されている公演に加えて
ホール規模のライヴがもう6公演追加され、「28箇所=28 round」になる、というやつかなぁ。
(※注意!噂・憶測の域ですのであまり本気にせぬよう!)


3.スターダストダンスホール
・・・ひどい!(褒め言葉)
ここ数作、がっちり作曲andゆるりと作詞、という体制がしばらく続いており、
音楽的な新しい試みの実験場(コンポーザー使用etc...)という側面もあった隠しトラックだが、
今作は久々にイキアタリバッタリ指向が復活している。
ここまで自由奔放なトラックは、遡ること5年前の『スノースマイル』に収録されている
「Tinpost*Uncle On」以来ではないだろうか。
途中から直井が自信無さげになっていく様子が面白い。
ところで、当ブログの「ファースト・インプレッション」では、終盤の「被ってんじゃねぇかよ!」の声の主は
増川だと書いたが、これはどうやら藤原のつぶやき・・・か?
この声を聞いて噴き出してる相手こそが増川のような気がする。


デザイン
これまでの数多のジャケットの中でも傑作の部類に入る出来
驚かされたのが、このジャケットには「メーデー」ではなく、カップリングの
「ガラスのブルース」を意識したデザインが施されていた点である。
もちろん、炎が炊かれている"救難信号"としての解釈も可能ではあるのだが、
「ガラスのブルース」の歌詞中で夜空、星といったモチーフが特に使用されていることに加えて、
この"炎"という存在も気になってしまう。
この焚き火は、まるでガラスの目を持つ猫への"迎え火"のようだ。
藤原が、増川が、直井が、升が、猫の居る星空へ向かい、
8年の時を経て、いま"BUMP"という炎のしるしを送っているのである。
過去と現在が呼応している。時空を超えた普遍がある。
彼らはガラスの眼をした猫たちに、「俺たちはここにいるぞ」と夜空へ合図を送っているのではないか。
・・・素晴らしいコンセプトだ。

余談だが、ネットに最初に出回ったジャケット写真と比べると、本物の方はやや暗くなった印象がある。
お手元のジャケットとamazonに載ってるジャケットを見比べてみて欲しい。
ネット版のほうがすこし背景が見えすぎている。スタジオ撮影のように見えるからだろうか?


補足:プロモーション・ビデオ(PV)
まだ製作されていない。
おそらく、アルバム発表時のプロモーションとしてこちらが製作されるんじゃない、かな、と勝手な予想。


この場をお借りして今後の動向について軽く考察しておきたい。
まず予想の範疇とはいえほぼ断言できることは、これ以上シングルが発売するのはもう無いだろうということだ。
次にCDのリリースがあるならば、今度こそ間違いなくアルバムだ。
ツアーを挟むため、その手前かあるいは後か、ということになるだろうが、
全曲が出揃ったという話も出ているようなので(雑誌の表紙も決まっている)、そう遠くない将来、
遅れた場合でも恐らく2008年3月を超えることは無いのではないか。
レコーディングが順調ならば、年内発売もありえる、かも?
うふふ、わくわく。


『花の名』のインプレッションも近日更新予定!




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  1. 2007/11/06(火) 23:59:24|
  2. ばんこら!出張版
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