ばんぶろ。 --やや本格的楽曲考察ブログ

「ばんひか」「ウラひか」「ごっちゃBOX!!」共通のブログです。 どこかのバンドみたいに、ゆっくりしっかり書き上げることを目指しています。

ばんこら■BUMPのニュー・アルバムを大胆予想!

さて、五月発売の雑誌「musica」で
完全に発売時期未定が明らかとなったバンプのニュー・アルバムだが、
ここでは現在出ているあらゆる情報や楽曲を元に、
来たる新作アルバムの全貌を大胆予想してみようと思う。
当サイトが自信を持ってお届けする「次回作予想」だ。
ぜひ、最後までお付き合い頂きたい。


1.収録曲数の減少
前述の「musica」で、藤原の口から「未発表曲は3曲」だという
ことが報告された。2005年以降のシングル曲と合わせると、
"ストック"は今のところ7曲だ。
もちろん今もまた新たな曲のレコーディングが行われているわけだが、
メンバー自身も「早く出したい」という主旨の発言もしていたので、
次回作はほぼ間違いなく、『ユグドラシル』の14曲より
収録曲数が減ると推測できる。
「asgard」「Opening」のような"表紙の曲"があるとまた変わるが、
ニュー・アルバムの実質的な収録曲は10〜11曲前後になるであろう。

2.さらに広がるアレンジの幅〜エレキ色は退行?
現在までに発表されているシングル音源から読み取れるのは、
「その曲が求めているアレンジ」を追求しているということだ。
「プラネタリウム」の、エレキ特有の歪みが使われなかったメロディも
その延長線上で生まれたのだろう。
また、様々な楽器を駆使してレコーディングされた「人形劇ギルド」で得た
音作りのノウハウも存分に取り入れてくるのは間違いない。
次回作では、『ユグドラシル』が示した「曲の本質の追求」が、
さらに押し進められる形になるだろう。
その代わり、インディーズ時代を彷彿とさせるギターロックが
再び復活するとは考えにくい。
ただ、最新作の「涙のふるさと」では
ギターを掻き鳴らしつつも暖かなメロディを築くことに成功しているため、
次のアルバムで、その「本質追求」が一段落する可能性もあるだろう。
BUMPのこれから、が顕著に示されるアルバムになるはずだ。

3.曲自体は『jupiter』回帰?〜日常、一人称曲の増加。
前項で「アレンジは『ユグドラシル』の延長線上」と書いたが、
一方で楽曲自体は前作のような抽象的、概念的な物が減るだろうと推測できる。
「supernova」で描いていたのは、「ロストマン」のような
破滅と喪失、そして再生を壮大に表現した心象風景ではなく、
平凡でありふれた日常の景色だった。
やや上からの目線でリスナーに強いメッセージを伝えていた
前作『ユグドラシル』の時とは異なり、
「プラネタリウム」では狭い"箱"の中での一人称の主人公を描き、
テーマ自体はシビアな「涙のふるさと」でも、これまでのような
重たくシリアスな閉塞感を感じさせない作りが目指されている。
また「musica」で、未発表曲を聴いた鹿野淳が
「(藤原自身を)素直に書いている曲だ」と表したことからも、
現在書き進められている楽曲が、「ギルド」「同じドア…」の傾向よりは、
むしろ「Title of mine」や「ベル」に近いものだと言えそうだ。
その意味で、来るニュー・アルバムに収録される曲たちは
やや『jupiter』寄りの、日常風景や「俺・僕・君」が登場する曲が
割合を増すのではないだろうか。

4.バラエティ豊かな収録曲!→アルバムの統一感は薄いかも
基本的に、レコーディングが長引くと曲同士の統一感は希薄になり
期間が短いほど曲の幅が狭くなる傾向が、どのアーティストにも
あるのではないかと思う。
期間が短いほどアレンジに凝る時間が無いし、一曲一曲すべてを
全く違うモノにしていてはレコーディング現場も混乱するはずだ。
そのような制作体制ではバラエティ豊かな曲を揃えるのは困難だが、
逆にアルバム全体に統一感を出すことが出来る。
期間が長ければ一曲一曲に凝る余裕が出、幅広い音楽を同じアルバムに
収めることが可能な代わりに、全体の統一感が少々犠牲になってしまうだろう。
BUMPの場合、『FLAME VEIN』や『THE LIVING DEAD』などが
期間の短かったアルバムだ。特に『THE LIVING DEAD』はその
異常なまでの短期間ぶりが、アルバム全体までもをあたかも
"一曲"であるかのように見事にまとめ上げた。
逆に『jupiter』は、アルバムの統一感としては少々欠ける部分がある。
今作はご存知のとおり制作期間が今までとは桁違いに長いので、
様々な世界観を持った曲を一度に聞くことができるだろう。
ただそのかわり、アルバム全体としては、アレンジ面での繋がりが
少し薄めになるかもしれない。
・・・ただし『ユグドラシル』では、非常にバラエティ豊かな楽曲が揃っていたにもかかわらず、
ほぼ「完璧」に近い見事な"曲順"がそれをカバーしていた。
個人的には次回作でも、バンプの「曲順のセンス」にぜひ期待したい。


さて、最後に「発売時期」だが、
私たちが予想するなどという以前に、まだメンバーすらも「発売時期」を感知できて
いない模様だ。・・・こればかりは仕方が無い。
ただ、2008年度以降にズレ込むことはさすがに無いかな、と個人的には予想している。
待たせた分だけのモノを常に届けてくれる彼らだ。
「オテテをオヒザに乗せて、オクチにチャックしながら」、次の情報をじっくりと待とう。

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http://yu6.4sql.net/music/banhika/
ディープな楽曲考察や、アルバム解説なども行なっています。

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  1. 2007/06/22(金) 11:48:13|
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ばんこら■『BUMPと歌詞画のビミョーな関係』

あなたは「歌詞画」を知っているだろうか?
音楽の歌詞に画像をはめ込み、装飾をしたうえで、
携帯でも見れるような画像に修正しているものである。
BUMPの歌詞画も大変人気があるようだ。
・・・だが、知っている方も多いとは思うのだが、
歌詞画とBUMPの間には、「著作権」というビミョーな問題が密接に関わっている。
法律にも関わる重大な問題だが、気にかけたことはあるだろうか?
ここでは、「ちょさくけん」のことをよく知らない、または
普段あまり考えたことの無い方に分かりやすく解説してみたいと思う。
最後の段には、「歌詞画大ッッッ好き!」という方にオススメの情報も載せておいた。
最後まで読んでいただければ幸いである。
[ばんこら■『BUMPと歌詞画のビミョーな関係』]の続きを読む
  1. 2007/06/17(日) 00:57:54|
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ばんこら■『なぜ11〜12月にリリースが集中するのか?』

BUMP OF CHICKENのリリースは、同じJ-POPアーティストと比べるとゆっくりだ。
BUMP以上にゆっくりとしたリリースをするミュージシャンも存在するが、比較的若手かつ最前線を走るミュージシャンとしては珍しいほうかと思う。

ところで、近年のBUMPのシングル発売が11月下旬から12月上旬に集中しているという事実に皆さんはお気づきだろうか?
シングルカットとして発売された「車輪の唄」は2004年12月1日、
両A面としてロングヒットした「supernova/カルマ」は2005年11月23日、
一年ぶりとなったリリースの「涙のふるさと」も2006年11月22日。
ここ3年間、必ず11月下旬から12月上旬にリリースを続けている。

なぜこの期間なのか?実は、これらの日付はある共通した特徴を持っている。
以上の日付はいずれも、オリコン年間売上ランキング集計の初週にあたるのだ。
通常、オリコンの年間集計は前年の12月初週から始まる(ただ、2007年から変更され、元旦からの集計となった)。
つまりBUMPは、3年連続で年間ランキング集計開始の日に発売しているのである(最後だけ例外で、来年の集計方法変更の暫定措置で11月22日は集計期間からぎりぎりになって外れてしまった)

これは何を意味するのか?さくっと書けばセールス戦略である。早くからオリコンの年間チャート・インを目指して、少しでも売り上げを乗せようとしているのだ。
噛み砕くならば、「年間チャートインを目指してロングヒットを狙っている」ことになる。
BUMPは『昨年11月発売のシングルがロングヒットで年間トップ10に入りました!』となるのを、わざと狙っているのである。

現在多くのアーティストが狙っているのは、「週間オリコンチャート1位」だ。
ウィークリーチャートを音楽番組は大々的に取り上げるし、人々の間でのトレンドになるし、音楽の流行や消費を生み出す。
毎週毎週、タイアップやテレビ出演、コラボレーションや着うた配信・・・ありとあらゆる手を使って熾烈な売り上げ競争が繰り広げられている。
だが、BUMPはそれに加わらない。むしろそれを避けている様子すら伺える。

とはいえ音楽はビジネス。『売れなくていい』と思っているミュージシャンはこの業界を生き残ることはできない。彼らも、それは理解しているはずだ。
そこで、狙ってきている戦略が、「短期的な売り上げではなく、長期的にみて売れる作り方(または演出)をする」ことで売り上げを伸ばすことなのだ。
実際「プラネタリウム」のセールス戦略ではそれが功を奏し、初週4位スタートだったシングル曲が大阪のラジオ局を中心にヘビーローテーションされ、粘り強いロングヒットを果たした。
結果、ロングヒット間にじわじわファンが増え続け、特に派手なことをしなくても1位を取れるまでになってしまった(「涙のふるさと」)。
(・・・この法則が正しいならば、2008年1月頭には新たなシングルが発売される可能性もある)

この戦略についてはBUMPのごく一面を示しているにすぎない。金儲けの話なんて聞きたくないファンもいるだろう。
ただ、このように"セールス"という切り口から見てみても、常に「BUMPらしさ」が貫かれている点がなかなか興味深い。
このへんもまた、不思議な魅力のひとつなのだろうなと思う。


■本サイト(コラムのご感想などありましたらこちらへ・・・)
http://yu6.4sql.net/music/banhika/

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  1. 2007/04/24(火) 12:09:07|
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